トヨタ部品茨城共販株式会社

取り組み

経営改革の歩み

地域でキラリと光る企業を目指して

当社は1981年に設立されました。トヨタグループには、各県ごとに部品共販店が設立されていますが、当社は最後発組です。最初の20年間は、先輩各社に追いつくよう、業務の基盤づくりをしていました。
2001年からトヨタ出身の近藤が社長になリました。近藤はトヨタの全国部品共販店の中でトップになることを目指し、物流改革、営業改革、人事制度改革を行いました。その結果、供給面、営業面、経営面のすべてで全国トップクラスになることが出来ました。2013年、同じくトヨタ出身の駒月が社長になりました。駒月は、「基本の仕事は充分に回せるが、もっと考えられる会社に」と、経営改革を始めました。丁度、自動車事故の減少、自動車保険の改定などで部品の需要が減り、業績が急速に悪化しました。社員の中にも、従来通りのやり方ではだめだと危機感が生まれ、経営改革への追い風となりました。
駒月が目指したのは「地域でキラリと光る、尊敬される企業」になることです。自動車市場が縮小傾向にあるのは、お取引先である販売店や整備工場の皆様にとっても大きな問題です。当社が県内の核となリ、お取引先と一緒に市場を深耕していくように、パートナーシップのあり方を変えようとしています。お取引先にとって、単なる供給会社ではなく、一緒に経営を考えるパートナーになれるよう、今まさに取リ組んでいる所です。
2018年度日本経営品質賞では、2013年からの経営改革の取り組みを「価値転換」と評価していただきました。
トヨタグループであればどこでもやっていることではなく、当社独自の取り組みとして、サブプロセスの「企画開発と顧客関係プロセス」を強化したことが最も高く評価されました。

改革への取り組み

社会的使命「世のため人のため」

会社ビジョン「日本一頼られる部品共販店になる」

お客様や仲間のことを深く思い、どう行動すべきかを考えるには、高い感受性が必要です。そして、仕事や日々の行動に移していかなければなりません。 そこで、(1)感受性を高める (2)ミッションを考える(3)ミッションに即した行動ができると段階的に進めました。また、対象を経営幹部からミドルマネージャーへ、そして担当へという順番で進めました。

会社ビジョン「日本一頼られる部品共販店になる」

1st2014年〜2015年

感受性を高める

  • 相手を思う訓練

    オフサイトミーティング
    笑顔研修など

  • 表彰制度
    スマイルグランプリ

  • 模擬プロジェクトで訓練

2nd2016年〜2017年

ミッションを考える

  • ミッションとは何かを
    いつも話し合う

    方針、具体的な取り組みを
    どうする?

  • 表彰制度
    革新賞

  • 本プロジェクト

3rd2017年〜

ミッションに即した行動ができる

  • 毎日の仕事で何をするのか?
    話し合う、話し合える

  • 表彰制度
    サンクス賞
    クレドミーティング

  • 新人事制度
    多様な働き方改革

後戻りしないための3本柱

後戻りしないための3本柱

後戻りしないよう、「研修で学ぶ」「プロジェクトで訓練」「しくみ制度で定着させる」という3つの方策を同時に進めることにしました。

2013年度のオフサイトミーティングで、経営改革を「三本柱」で進めることが決まりました。三つ同時に進めていくことが当社の特徴です。それぞれの柱を徹底的に追求し充実していくことで定着を図ることができるようになります。