Interview
適正在庫を叶える物流づくり
必要なものを、必要なときに、
必要な量だけお届けする。
物流事業部 商品センター
廣瀬 恵利佳
学生時代、人に頼らず行動できるようになりたいと全国を一人でめぐり、その習慣は社会人となった今では良い息抜きとなっている。憧れのクルマはハリアー。
物流事業部 商品センター
廣瀬 恵利佳
学生時代、人に頼らず行動できるようになりたいと全国を一人でめぐり、その習慣は社会人となった今では良い息抜きとなっている。憧れのクルマはハリアー。
数万点もの商品群から、
ご要望の部品を確実に選び出す。
私たち物流事業部は、茨城県内でクルマをご愛用いただいているお客様により良いアフターサービスを提供し続けるため、修理用部品の安定供給に努めています。大きな流れから簡単に説明すると、まず販売店店舗や修理工場から「ワイパーが何本、エアコンフィルターがいくつ」といった内容のご注文をいただきます。その注文書に従い、該当する部品を商品センター(部品倉庫)の中からピッキングし、配送車に乗せてお客様の元にお届けします。1日にピッキングするアイテム数は10,000点に及びます。
聞いただけだと、アイテム数は多いですが、単純な作業と思われるかもしれません。ですが、実際のところ、頭と体をフル回転しながら行うけっこう難しい仕事なんです。というのも、センターの中には、数万、数十万もの部品が保管されていて、そのサイズもまちまち。順番も考慮しながら効率よくピッキングしていかなければ、配送車の出発時間に間に合わず、お客様にご迷惑をおかけしてしまうことがあるからです。
ミスの発生を最小限に抑える仕組みを築く。
現在ピッキングは人の手で行っています。そうなると必然的にミスも発生してくるので、そこをいかに防止していけるかが私たちにとっての大きな課題となってきます。当センターでは、トヨタ式カイゼンを基本とした小集団活動が盛んに行われていて、私もチームリーダーとして出荷ミス削減に取り組んできました。
毎週ミーティングを開き、その月に発生したミスの原因をチームで徹底的に話し合います。そうして洗い出された原因の一つに、手順書が更新されずに長年にわたり使われていたことがありました。ちょうどセンターが移転された今のタイミングで、写真も文言もすべてアップロードし、誰もが迷うことのない手順書につくり変えようとカイゼンを進めているところです。
カイゼンなくして
価値あるサービスは提供できない。
私たち物流に携わるメンバーにはある共通した考え方があります。「必要なものを、必要なときに、必要な量だけお届けする」。これはジャストインタイム物流と呼ばれるトヨタ式物流システムのことで、販売店店舗や修理工場の在庫を減らし、スペース改善につなげ、コスト低減を実現します。お客様にたくさんのメリットをもたらすことができる仕組みなので、その分、私たちの業務負担も増していくことになります。
だから、私たちの現場は1にも2にもカイゼン。何気ない作業の細部に至るまでカイゼンを進めていくためには、ただ漫然と仕事をこなすのではなく、どうすれば「より速く」「もっと正確に」物事を進めていけるか、つねに自問自答を繰り返していく必要があります。
知恵と工夫の積み重ねによって
良い仕組みが成り立つ。
私はこの仕事に就いてから、目の前で起きているすべての出来事は、原因と結果の積み重ねであることを学びました。現在ある素晴らしい仕組みも、諸先輩方の知恵と工夫の上に成り立っているということです。
お客様やこれから入社してくる後輩の皆さんにとってより良い未来を築けるよう、今後も一つひとつのカイゼンに取り組んでいきたいと思っています。
数万点もの商品群から、ご要望の部品を確実に選び出す。
私たち物流事業部は、茨城県内でクルマをご愛用いただいているお客様により良いアフターサービスを提供し続けるため、修理用部品の安定供給に努めています。大きな流れから簡単に説明すると、まず販売店店舗や修理工場から「ワイパーが何本、エアコンフィルターがいくつ」といった内容のご注文をいただきます。その注文書に従い、該当する部品を商品センター(部品倉庫)の中からピッキングし、配送車に乗せてお客様の元にお届けします。1日にピッキングするアイテム数は10,000点に及びます。
聞いただけだと、アイテム数は多いですが、単純な作業と思われるかもしれません。ですが、実際のところ、頭と体をフル回転しながら行うけっこう難しい仕事なんです。というのも、センターの中には、数万、数十万もの部品が保管されていて、そのサイズもまちまち。順番も考慮しながら効率よくピッキングしていかなければ、配送車の出発時間に間に合わず、お客様にご迷惑をおかけしてしまうことがあるからです。
ミスの発生を最小限に抑える仕組みを築く。
現在ピッキングは人の手で行っています。そうなると必然的にミスも発生してくるので、そこをいかに防止していけるかが私たちにとっての大きな課題となってきます。当センターでは、トヨタ式カイゼンを基本とした小集団活動が盛んに行われていて、私もチームリーダーとして出荷ミス削減に取り組んできました。
毎週ミーティングを開き、その月に発生したミスの原因をチームで徹底的に話し合います。そうして洗い出された原因の一つに、手順書が更新されずに長年にわたり使われていたことがありました。ちょうどセンターが移転された今のタイミングで、写真も文言もすべてアップロードし、誰もが迷うことのない手順書につくり変えようとカイゼンを進めているところです。
カイゼンなくして価値あるサービスは提供できない。
私たち物流に携わるメンバーにはある共通した考え方があります。「必要なものを、必要なときに、必要な量だけお届けする」。これはジャストインタイム物流と呼ばれるトヨタ式物流システムのことで、販売店店舗や修理工場の在庫を減らし、スペース改善につなげ、コスト低減を実現します。お客様にたくさんのメリットをもたらすことができる仕組みなので、その分、私たちの業務負担も増していくことになります。
だから、私たちの現場は1にも2にもカイゼン。何気ない作業の細部に至るまでカイゼンを進めていくためには、ただ漫然と仕事をこなすのではなく、どうすれば「より速く」「もっと正確に」物事を進めていけるか、つねに自問自答を繰り返していく必要があります。
知恵と工夫の積み重ねによって良い仕組みが成り立つ。
私はこの仕事に就いてから、目の前で起きているすべての出来事は、原因と結果の積み重ねであることを学びました。現在ある素晴らしい仕組みも、諸先輩方の知恵と工夫の上に成り立っているということです。
お客様やこれから入社してくる後輩の皆さんにとってより良い未来を築けるよう、今後も一つひとつのカイゼンに取り組んでいきたいと思っています。